0. まえがき
夏休みの工作として少し前に流行ったErgoDoxキーボードを作った。完成した際に存外に充実感があったので、諸々忘れないように情報をまとめておく。
1. ErgoDox
オープンソースのエルゴミクスキーボード。
1.1 特徴
- オープンソースのため、ケースから基盤まで気合いを入れれば自分で用意できる。
- 左右2つのパーツを4極のAUXケーブルで接続しており、通常のキーボードとは違って肩を開く形でタイピングすることができる。
- キーアサインをTeensy2.0に焼きこむことで自由に設定することができる。この差異、32レイヤーのレイヤーに対してキーアサインを設定できるため、自由度が高い。
2. データ入手先
公式サイトはドメイン失効のため、インターネットアーカイブ上にしか存在しない。
Githubのどこかにあるかもしれない。
3. 購入先
3.1 完成品
ErgoDox EZ
公式ページで購入可能。
特徴は以下
- 多分唯一の保証付きキーボード
- CherryMX互換のGateron軸が各種選べること
- CherryMX軸だったら言うことなしだったんだが。。。会社の先輩が購入して早速チャタリングが発生しているらしい・・・。
- チルトスタンドがつけれる。
3.2 キット
Infinity ErgoDox
どこかのタイミングで売りに出される。
Massdropで買うらしい。現在は購入できない模様。
現在のレイヤーを表示する液晶ディスプレイが付属しており、見た目が良い。
Falbatech
Webサイトで自分の好きなパーツを選んで購入できる。
特徴
- ポーランドのサイトなので、到着までだいたい10日ぐらいだった。
- ケースの工作精度はそれなりだが、自分で作ることを考えれば妥当。
- 会社の先輩は購入したアクリルケースの内部がヒビ入っていたりと精度は良くなかった。
- 自分もここで買ったが、木のケースが若干作りが甘かった。
- 好みのケースを選択できる。
- 好みの軸を選択できる。
- CherryMX, Gateron, Alps用の軸をマウントするプレートがある。
- CherryMX軸は茶軸と青しかないので、黒軸とかを買いたければ別途購入が必要。
- キートップは品切れ中のため別サイトで購入する必要がある。
- ハンダ付けが面倒な人は3000円ぐらいで組立サービスもある。
色々書いたが、CherryMX軸の好みのErgoDoxを作成するためには一番ここが良いと思う。
3.3 今回の購入内容
購入内容と購入先は以下の通り
- 基本キット(Falbatech)
- 電子部品
- ダイオードはSMDではなく、リーデッドを選択した。
- プリント基板
- ケース
- キーボード軸(ジェイダブルシステム)
- MX1A-11NN (CherryMX 黒軸) 80個
- キートップ
- 未購入。今は会社の先輩のキートップを借りている。
- PimpmykeyboardでErgoDoxで検索すると対応製品が購入できる。
- 通常のキーボードとModifyキーの数量が違うので、購入時は要注意。
4. 組み立て
パーツが揃っていることを確認したら、以下のサイトとYoutubeの動画を参考にはんだづけしていく。
- Massdrop
- https://keyboard-configurator.massdrop.com/ext/ergodox/assembly.php
- Youtube
- https://www.youtube.com/watch?v=x1irVrAl3Ts
5. キーマップ焼きこみ
Githubのqmk_firmwareを利用してキーマップをコンパイルする。
自分のキーマップを変更したらGithubに自身のリポジトリを作成しておくと便利。
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